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余計なことはするなという話、その2。
なんだか不思議なものに見えますが、トライフルです。
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ことの始まりは、少し前の週末。休日出勤する夫に「今日はのんしの『の』(ロールケーキ)を作ってあげましょう」と、いつになく優しい言葉をかけたのが間違いの元でした。
休日車で出かけられると、私は身動きができなくなるので、暇な時はケーキを焼きましょうというのが真相なんですけども。

その頃は(今も)キャラメルに夢中で、いたるところで使って試していたので、当然頭の中にはロールケーキにも使ってみようという企みがありました。
さて、どうやってキャラメルを入れようかと思っていたのも束の間、何を思ったのか、『もったりと』のお手本のように泡立った卵の中にキャラメルを入れました。
共立てのスポンジを作るのに、卵を泡立てたことのある方ならおわかりだと思いますが、15分間、無の境地でミキサーを握っていなければなりません。
卵のふくらみは元に戻り、私の15分間はすべて無になり、瞬間的に間違いをさとりました。
時間よ戻れ。

オーブンも温まっていたことだし、いちかばちか焼いてみましたが、ゴムのようなものが出来上がり、味見もされぬままその物体はゴミ箱へ。
「また、余計なことを!」の声が聞こえたような気がしたので、気を取り直してもう一度。


さて、ラウンド2です。
先日、近くに『Kmart』があったことを知り、そこで嬉しくなって買ったMartha Stewartのケーキ型をおもむろに出しました。
8×8inchなので20cm四方のものです。少し量を減らして焼けばちょうど真四角のスポンジが焼きあがるはずでした。そう、はずでした。
私には加減というものがどうもわからないらしい。くるっとなんか巻けやしない、ただの厚みのあるスポンジケーキが出来ました。

さすがにこれ以上戦いに挑むことはできないので、悲しくなりながらカスタードクリームを作ります。色のキレイな果物もありはしません。唯一、その頃(今も)夢中になっていたいちじくを。
言葉の意味の通り、つまらないトライフルとなったわけなのでした。

でも、意図に反してゆるく出来上がったカスタードクリームが、時間とともにスポンジにしみ込んで別物のように柔らかくなり、スポンジに塗ったキルシュも香り、私には好きな味。
ロールケーキの期待に胸膨らませながら帰宅した夫からは、「また、余計なことを!」と思った通りのお言葉を頂戴しましたが。


余計なことをして時間を無駄にしたけれど、つまらないものも悪くないと思った、ある休日の話でした。
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by nonshi | 2005-09-14 15:10 | *sweets
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CaliforniaのBay Area のんしの日記
by nonshi
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